やり方ではなく、考え方と在り方を変える事。より良い運命とは宿命を開花させる事。先人の在り方から多くを学び、自分を高めていく喜びを多くの方にお伝えする「ミスターファシリテーター」として活動を続けていきます。
シリーズ「食事とモチベーション?」 前編 振る舞いとあり方の基本
そのお話を2回に分けてお送りします。
当たったチケットで映画を観る
ゴールデンウィークは毎年、子どもとの時間を過ごすのですが、今年は少しだけ自分の時間をとり、1本の映画を観ました。「聯合艦隊司令長官山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―」。山本五十六は戦艦大和に乗っていた聯合艦隊司令長官です。戦争映画が好きな私はどうしても観たかったのですが、DVDが出るまで待てない・・・と思っているとき、なんと私の地元の会館で上映するという情報を知ったのです。早速観に行く事を妻に話したところ、「私も行きたい」と。というわけで一緒に行く事になりました。ちなみに、なんですが、そう決めたあと妻が鑑賞チケットのプレゼントに応募したらしく...それが当たってしまいました。なかなかしっかりしています。

魚の身を受け取る家族の姿勢
さて、本題の件は、その山本五十六の映画の中でのワンシーンについて。途中、五十六の家族がご飯を食べるシーンがあるのです。戦前の食卓の映像。まさに日本人の食卓の象徴です。その中で最も印象的なのが、全員が「いただきます」と口にしたあとのこと。お父さん(五十六)が魚の身を少しずつ分け、長男から順番に分配していくのです。
長男はその身をもらうと「ありがとうございます」と言い、その後で食べ始めます。食事に対する姿勢の美しさといいますか、ものすごい感動でした。そして同時に、多くのことを考えさせられました。映画が終わったあと妻に話すと、「私もあの食事のシーンが良かった」と。
我々の食事がいかに乱れているか!を思い知った私たち家族は、それからというもの、正座して食事を摂るようになりました(影響されやすいので)。
食事に対する振る舞いとあり方
当時の日本人にあって、現代の日本人にないもの、それは忍耐力や精神力ではないでしょうか。その根源が何にあるかというと、それは食事だ!と直感的に思ったのです。私は平成16年の終わり頃から食事の大切さに気づき、農薬や添加物を極力使っていないものを選ぶようにしてから、風邪をひかなくなりました。ただし、それは食べ物そのものの話です。ここでお伝えしたいのは、昭和初期の食事に対する振る舞いや姿勢の部分です。私は食べ物には気を使っていたけど、その姿勢には気を使っていなかったわけです。それは私が常々学ぶべきと思っている「あり方」の基本だと思います。
さて後編では、自分の構成要素とモチベーションの関係を食事というものを切り口に考えたいと思います。
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「お金」の考え方 哲学と美学
先日の飲み会で営業の従業員と話していると、ありがたいことに現場がとても生き生きとしているな、と感じました。
その生き生きとしたマインドは、経営においてお金、つまり利益という尺度で返ってくるものです。
お金=対価
先に結論として、私はお金というものを「提供した価値や幸せを換算したもの」と考えています。簡単にいうと、お金が沢山入ったということは、それだけ顧客に価値や幸せを提供したということです。
では儲かっている企業ほど価値を提供しているのか、というと、そういうことではありません。私が大切だと思うのは、哲学と美学をもった上で利益を上げられるかどうか、です。
哲学というのは、「お金=対価」または「利益=提供した価値の量」と考えることを指します。
そして美学とは、その哲学を貫くためにどういう手段をとるか、どういう振る舞いをするのか。つまりあり方の美しさです。哲学を貫く過程の中にあるのが美学です。
美学が人間関係を左右する
美学は無くとも、お金を得ることは可能です。しかし、美学がないと人間関係が成立しません。やり方だけで経営しようとすると、継続性に欠けます。永続的に生き続ける会社をつくるなら、哲学がベースにあり、美学つまり人としてのあり方が必要です。
例えば、業績不振にて会社都合による一方的な解雇などすることはできません。なぜかというと、それは美学にこだわっているからです。
従業員をやめさせないといけない状態にしたのは誰?従業員を採用したのは経営者でしょう?そう自分に問いかけると、やはりリストラはできません。美学の観点で見ると葛藤ばかりが起きます。
簡単に結果を出す事も、時には大切かもしれません。しかし、それは誰かが見ているのです。
逆に、美学を追求しすぎると、単なる「いい人」になってしまいます。ただのいい人で終わり、本当に大切な決定をしないといけない時に適切な決断ができないとなると、美学と言っている場合ではありません。これは常にバランス感覚です。
しかし総合的に見て、美学がないのは最もだめなケースです。
最高のパフォーマンスで価値を最大化
以前、ある会社が「利益が上がっています!」と胸を張っていたことがありました。しかし実情を聞くと、サービス残業しまくり。つまり従業員を無理に働かせた上での利益です。それは、正規の賃金を払ったら、利益は出るのでしょうか。それは美学に反するものです。
美学を追究していると、長い目で見て、企業の現場は生き生きとしてくる気がします。少ない時間で最高のパフォーマンスを出し、仕事をこなすこと、それは美学そのものです。その忙しい中で、どうやっていくべきか?ということです。
お金というのは、哲学と美学を踏まえた上で、どれだけ価値や幸せを提供できたのか?それを推し量る尺度です。哲学と美学を踏まえたカルチャーが企業に根付くには、おそらく10年くらいはかかるのではないでしょうか?従業員が自分自身の成長そのものを楽しみ、生き生きと働く事で、結果的に顧客満足が生まれるわけです。
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